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続きです。



※※※

 


―――パァン!

 

耳に迸る音と下半身への痛み
シエルは目を見開くと、信じられない痛みに息を飲み小さく声を上げた
執事に縋るなど不本意極まりない
しかしそれとは裏腹にシエルの細い腕はしっかりと執事の首に巻き付けられ
冷え切った指が燕尾服を無意識に引っ掴む

それと同様にセバスチャンの腕もシエルの腰に回されていた
とは言え、これはシエルが膝から崩れるのを戒める為であるならば
少々意味合いが違ってくるのだろうか

 

「……っぅあ…っ!あ…っ!い、痛…っ!。」
「全く、執務室をこうも汚してしまって。」
「―――ひ、ぁ…!。」
「加えて暢気に宝探し―――いえ、宝隠しですか?。」
「…ぃ、痛―――ッ!。やめ、ろ…ッ!。」

 

呆れを滲ませた説教と、まるで機械のように振り下ろされる執事の手
真っ白な手袋で包まれていようと、痛いものは痛い

耳元で繰り広げられる悲鳴や罵声の数々をものともせず
セバスチャンは「お仕置き」を繰り返す
痛みを与えれば与える程まるで絞首するように縋ってくる主の手
普段はその誇り高さからか、主が他人に凭れかかるなど有り得ない事だったが
歳相応なその姿を見て、ちらりと苦笑が混ぜ込まれたのは秘密

執務室に4回目の皮膚を叩く音と、シエルの悲鳴が木霊した後
痛い痛いと繰り返す主を見て、セバスチャンは嗚呼、と瞬いた

 

「そういえば坊ちゃんはお怪我をされていたのでしたね。
これは私とした事が、申し訳ありませんでした。」

 


そう律儀に謝罪すると、セバスチャンはそのまま軽々とシエルを抱き上げ
「続きは此方で」と革張りのソファを陣取る
その膝の上にほんのりと紅く実ったお尻を乗せれば
足が付かない不安定さからか、シエルは益々狼狽した

 

「……っもう、や…めろ…ッ!痛い!。」
「ご自分で痛くされたのでしょう。
お怪我をなさったと、認めなかったのは何方でしょうね。」
「足の事じゃないッ!。お尻だ!。」
「どれもこれも自業自得です。」
「―――ぅあ!。」

 


再びバチンと振り落とされた平手に、シエルは背を仰け反らせた
怪我をした足も無事、そうなれば手加減する理由も無い
執事はそう判断したせいか、先ほどよりも痛みは1.5倍程膨れ上がった気がする

加えて羞恥心を煽るような無様な格好にシエルは耳まで赤くなった
―――これではまるで、本当にお仕置きみたいじゃないか

遠い昔悪戯をした時などは決まって母から受けていた罰
それが髣髴され、執事の膝へと押さえ付けられているせいか胸が苦しい
あの頃とは違い、山よりも高い矜持を兼ね備えている今
こんな子供に与えるような罰など、素直に受け入れられる筈も無い

それを判っていて悪魔はわざとこんな「お仕置き」を選んだのだろうか
それとも子供への相応な罰だと

捻じ伏せられて下半身を剥き出しにされ
抵抗するように主の手が邪魔をすれば、あっさりと掴んで背に縫い付ける
主の動きを完全に塞いだ状態で、更に悪魔は言葉を続けた

 

「―――坊ちゃん。ごめんなさい、は?。」

※※※

お膝でぺんぺん。


 

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