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まとめうp
続きです。


※※※


…今日は本当にどうかしている
原因不明の苛立ちに髪をかき上げ
執事に抱き上げられ運ばれているにも関わらずシエルは溜息を吐く
どうしたのか、と聞かれても…こっちが聞きたいくらいだ
自分の扱いに困ったような口調で聞き、それが新鮮にも聞こえたが

「…それを言うならお前だってそうだろう。
気に入る、気に入らないかなんて―――…。」

ツン、と顔を背けたまま不機嫌な様子を壊さず言い募っていると
自分の頬に触れるものがあった
執事の唇が、自分の頬に軽く落とされたのだ

「ッ!?。」
「…ッ坊ちゃん!。お止め下さい、危な…っ…。」

貴族同士の挨拶で交わす頬の口付けなんて日常茶飯事のはず、大した事ない
それなのに、執事のそれに異常なまでに反応してしまったのは何故か
自分が言い返した言葉にはただ苦笑している執事を見上げつつも
シエルは獲れたての魚のように執事の腕の中で大きく暴れる

闇雲に振り回された小さな手
それがセバスチャンの頬を強かに打つ

執事が慌てて上げた声に我を取り戻したのか
シエルははぁ…っと熱い息をひとつ吐いた
それは自分を落ち着かせる為のものか、吐き出す何かのせいか

―――全身が研ぎ澄まされている
それが自分でも分かる程だった

そうだ、『らしく』ない
自分はファントムハイヴ伯爵で、この屋敷の主で
この傍らにいるのはただの執事であり、自分の駒で…

ドッドッと踊る心臓を宥めつつ、丁度辿り着いた執務室の扉の前
そこでそっと身体を下ろされ、執事に促されるままに中へと入った

「全く、あなたという子は…。」

セバスチャンは主に付き従い、同じ様に執務室へと足を踏み入れる
後ろ手に扉を閉めてしまうと、そこは外部から切り離された空間になる
無意識に主を真似たように、ふぅと息を吐き出すものの
温もりというものを持たないセバスチャンの吐息には熱など篭りはしない

セバスチャンの言葉は呆れにも似た声色だったが、その心の内は読めない
正に秘めたる激情、唯ひとつ外界に向かって開かれた紅い瞳の奥に隠して
契約に縛られた支配者
身を屈め、正面から主のその瞳を覗き込んだ

「…。」

シエルは当然のように革張りの、自分には大き過ぎる椅子へと向かおうとするが
執事の気配がそうさせていない気がした
意味不明に暴れ、手を煩わせた事に対する呆れや怒りだろうか
執事から咎めるような言葉が降ってくるが
小言などスルーする芸当くらい持ち合わせている
…が、やはり居心地悪いのには変わりない

「…坊ちゃん。」

一言、呼ばれると
執事の手がす、と宙に浮いた
手を上げられる、と心の中で空々しく思うも
それに構えて顔を少しだけ傾けた

「…ッ。」

「―――可愛らしいですね。拗ねていらっしゃるのですか?。」

ふっと気配を和らげ、からかうような仕草で一度だけ頬に指先を伸ばす
柔らかい餅のような感触が心地良い

自分に引き止められる形で渋々足を止める主
何かを堪えるような表情で閉じた瞼、頬を突付いた瞬間に
唇がきっと引き締められた
あぁ、と内心で苦笑を零した
これは子供が叱られるのを覚悟した表情とでも言うべきなのだろうか

「お疲れになりましたでしょう。
今日の所は最低限の書類に目を通して頂いて残りは明朝に致しましょうか。」

セバスチャンが滅多に見せぬ譲歩
執務机に積んだ書類を取り分け、トンと揃える
既に闇の色に閉ざされた窓をちらりと見遣ってから主を振り返り、姿勢を正した

「…後でお茶をお持ち致します。他に御用は?。」

※※※

需要は低いでしょうが
ほっぺにぺちん(未遂)は自分的には萌えポイントなんです

 

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